マンガ家すがやみつるさん

ひえ！　こんなことになっていたんですね。

はい、背景の月面画像は、見てのとおり、生成ＡＩで作成したものです。商用利用が認められているOpenAIのDALL-E3で生成しました。

そのことを示す「背景：DALL-E3」というクレジットも入れたつもりでいたのですが、レイヤーを表示させるのを忘れて納品してしまいました。

とりあえず表示したファイルを送り、差し替えていただきます。これまでの仕事でも、そうしていますので。不要だと思ってもいるのですが、このような反応も起こりますので。

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このイラストに生成AIに出力してもらった画像を使ったのは、「リアルな月面画像を使いたい」という表現の方法を考えてのことです。

また、あえてAIらしさが残る画像を使いました。別にAIを使っていることを隠すつもりもないからです。

「月面宙返り」という必殺技の絵を描く機会が多いため、手もとには月面の写真がたくさんあります。パブリックドメインのもの、ストックフォトから購入したもの、天体写真を撮影する友人から譲ってもらったものなどです。これらの画像を使用することは、著作権上の問題もありません。

この写真を使ってもよかったのですが、これまでもたびたび使っているので、ちょっと新しいことをしてみたくなりました。それで生成AIを使ったわけです。

月面画像を生成AIに出力させる試みは、これまでもたびたびやってきました。手もとの月面写真をアップロードしてもしなくても、その結果は、あまり変わりませんでした。AIが学習しているデータが膨大だからでしょう（天体写真にはパブリックドメインのものも多い）。

今回のイラストに使った背景の画像は、ChatGPTで指示を出し、DALL-E3に出力させたものです。最初はリアルさが薄く、数回、描き直してもらいました。

他にAdobe FireFlyでも作成してみましたが、今回はDALL-E3で作成されたものを選びました。

DALL-E3やFireFlyを使用するのは、これらを提供するOpenAIやAdobeが、著作権的には問題がないと保証しているからです。

生成AIについては、多くの問題が指摘されていますが、この背景のような使い方なら、他のマンガ家さん、イラストレーターさんにも迷惑はかけていないはずです。

好き嫌いで判断されるのはしかたありませんが、私は、これからも節度を守りつつ生成AIを使っていきたいと考えています。

ひえ！　こんなことになっていたんですね。

はい、背景の月面画像は、見てのとおり、生成ＡＩで作成したものです。商用利用が認められているOpenAIのDALL-E3で生成しました。…

— すがやみつる (@msugaya) October 9, 2024