歩「俺は歩(ふ)！　どこにでもいる普通の駒だ」

歩「ただひとつ他と違う点があるとしたら彼女が香車ちゃんってことかナ」

歩「おっと！　香車ちゃんとの待ち合わせに遅れちゃう。今日はデートなんだ」

フッフッフフッフ

香「…………」

歩「あ！　いたいた！　香車ちゃーん！」

香「あっ、歩兵くん……」

歩「あれ、香車ちゃんの横にいるのって……」

角「よォ、元彼クン」

歩「てめぇは角(つの)！　香車ちゃんに気安く触るな！」

角「ギャハハ！　まだ彼氏面してやがる！」

香「ごめんね歩兵くん。私、今日から角くんと付き合うから」

歩「そ、そんな……どうして」

香「歩兵くんは動きが遅すぎるの……」

角「そういうことだ。ギャハハ！」

つの…？

角「おい、ホテル行こうぜ」

香「ウン……///　角道いっぱい突いてね///」

角「アバヨ元彼クン！　ギャハハ！」

歩「く、くそぉ……！」

草

隣は桂馬じゃないんか…

？「落ち込まないで下さい」

歩「！？　誰だ！？」

藤井聡太定期

藤井聡太やろなぁ

将棋王「歩は確かに弱い駒かも知れません」

将棋王「しかし成って“と金”になれば話は別」

将棋王「金の動きが出来る上、相手に取られても歩にしかならないという強力な駒になるのです」

将棋王「場合によっては“と金”は龍や馬よりも強い駒なんですよ」

将棋王「貴方には価千金の可能性があるんです」

歩「そ、そうだったのか……！」

歩「なら、“と金”になれるように俺がんばるよ！」

将棋王「はい！」

～終わり～

香車ちゃんに車運転させたら人はねまくりそう

歩「あれから数ヵ月。俺には新しく桂ちゃんという彼女が出来た」

歩「桂ちゃんは出来るキャリアウーマンだ」

桂「じゃ、仕事行ってくるね」

歩「頑張ってね」

よかおめ

歩「桂ちゃん遅いな……」

歩「いつもはもっと早く帰ってくるのに」

歩「心配だ……」

あっ

電話「プルル！　プルル！」

歩「電話だ。桂ちゃんかな？」

歩「もしもし。歩です」

角「ギャハハ！」

歩「てめぇは角(つの)！　なんでお前が！！」

桂「あんっあんっ、歩兵くんっ」

歩「桂ちゃん！？」

角「お前の彼女は寝取ってやったぜぇ！　ギャハハ！」

歩「く、くそぉ……！」

闇将棋

？「落ち込まないで下さい」

歩「！？　誰だ！？」

またお前か

将棋王「歩は確かに弱い駒かも知れません」

将棋王「しかし成って“と金”になれば話は別」

将棋王「金の動きが出来る上、相手に取られても歩にしかならないという強力な駒になるのです」

将棋王「場合によっては“と金”は龍や馬よりも強い駒なんですよ」

将棋王「貴方には価千金の可能性があるんです」

歩「そ、そうだったのか……！」

歩「なら、“と金”になれるように俺がんばるよ！」

将棋王「はい！」

～終わり～

家の中に現れて草

歩「くそぉ～！　角(つの)の野郎……！」

歩「いつも俺の彼女を奪いやがって！」

歩「許せん！！」

金「確かに彼の悪行は見過ごせないわね」

歩「貴女は……金さん！」

金「私に任せて頂戴」

水戸黄門かよ

金「角を