勇者「あれ、仲間って君だけ?なんか情報と違うけど…、まあいいか。それじゃ早速旅にでましょうか」
女魔法使い「あ、ちょっと待ってください、勇者さん、今装備している武器と防具ってその」
勇者「え、ああ、武器はヒノキの棒で、防具はこれ、お鍋の蓋かな?まあ、初期装備ってことで」
女魔法使い「そ、それじゃレベルは」
勇者「え?当然レベルは1だよ?これから冒険始めるんだから、当たり前…」
女魔法使い「じゃ、じゃあ歳は!?」
勇者「えっと35であと2か月したら36に…」
女魔法使い「おっさんやんっ!」
続けた前
女魔法使い「伝説では異世界からくる勇者様は、歳は十代、超イケメンで
はじめからめちゃくちゃ強くて、くっそ強力な武器持ってるって話でしたけど…」
女魔法使い「少なくとも貴方よりちょっと前に来た勇者さんはそんな感じでしたし」
勇者「ああ、僕らよりちょっと若い世代の勇者はそんなかんじかもね。
けど、まあ勇者っていろんなタイプいるからさ…、ってあれ、俺が来るより前に
もほかに勇者来たの…?」
女魔法使い「ええ、超イケメンで強そうなのが。
私の同期の戦士と僧侶と武道家はその勇者と一足先に
旅に出ちゃいましたよ。
はあ…、わたしも最初に来た勇者さんについていけばよかった…まさか次に来る勇者さんが、こんな普通のおっさんとは」
勇者「ええ…、いやひどいな君。けど、なんで皆と一緒にその若い勇者と旅にでなかったの」
女魔法使い「…、なんかその勇者、自信に満ち溢れてて、女癖悪そうだったからいけ好かなくて」
勇者「君、全方位に口悪いな…、まあいいけど、一応、俺と一緒に魔王討伐のために
パーティ組んでくれるってことでいいんだよね」
女魔法使い「ええ、もう仕方ありませんからあなたについていきますよ…はあ」
インターネットは、自由な空間です
最初の村
女魔法使い「ここが最初の村ですね。ええと、まずはどうしたらいいんだろ…、
書物とかだとなんかギルトとかに行って、依頼とかを引き受けたりとかそういう…」
勇者「まずは情報収集だな」
女魔法使い「え?」
勇者「あ、すみませーん、お爺さんちょっと」
村人A「ふぉっふぉ、ここは最初の村じゃよ」
勇者「そっか、ありがとうございます、あ、そこの、すみません」
村人B「剣や防具は持ってるだけじゃなくちゃんと装備しないと意味ないよ」
勇者「なるほど、ありがとうございます」
女魔法使い「ええ…?」
女魔法使い「なにやってんですか、そんなしらみつぶしに村の人に声掛けて」
勇者「こういうのはまず村の人から情報を得て冒険のヒントを得るんだよ。常識じゃないか…、よし次は」
勇者「すみませーん」がちゃ
女魔法使い「ちょ、ちょっとそこ人んちでしょ、だ、だめですよちょっと!」
村人C「東にある塔に魔法のカギを守ってる魔物がいるそうだよ」
勇者「うん、なるほど。ありがとうございます。よっと」ぱりーん
女魔法使い「いや何家のツボ勝手に割ってるんですか!」
勇者「みてみ。ツボから薬草でてきた。もらっておこう」
女魔法使い「いやちょっとっ!?」
……
フィールド
勇者「とりゃっ!」
スライム「ぴぎーっ!」
スライムを倒した!
勇者「よし、もう一回りこの辺りを歩くか」
女魔法使い「ええっと、その勇者さん。なんでさっきからフィールドうろうろしてるんですか?さっき
村人の方が言ってた東の塔に行くんじゃないんですか?」
勇者「いやあ。まずはレベルあげしないと。あとはモンスターを地道に倒してお金貯めて装備品も整えてからじゃないと
すぐ死んじゃうからさ」
女魔法使い「ええ…なんですかそれ。サクサク冒険すすめられないんですか?なんか勇者さんおっさんだからか
こころなしかフィールド歩く速度も遅いし…」
勇者「僕も君もまだまだレベル低いし、当初は5人パーティって聞いてたのに2人しかいないし。もう少し慎重
にいかないとだめだよ。地道にコツコツいこう」
女魔法使い「はあ…、なんだろう。こんなの伝説に聞いてた冒険と違う。伝説だと、
こんな地道な感じじゃなくて…勇者さまがドカーンって感じで、一気に魔物を倒して…」
どかあああん!
女魔法使い・勇者「え?」
魔物達「ぐあああ!!」
魔物のむれを倒した
若勇者(17)「あれ…、俺また何かやっちゃいました?」
女戦士「きゃああ!勇者…、つ、強すぎっ!なに…いまの強力な呪文」
女武道家「い、いまのこの辺りのフィールドじゃ一番強い魔物なのに…、やっぱさすがだわ…」
女僧侶「伝説通りの実力ですぅ…、わたし…勇者さまのこと好きになっちゃいそうです…はうう…ん?」
女僧侶「ってあれ?魔法使いじゃないですか…?なんでこんなところに…?」
女魔法使い「あ、えっと…うん、久しぶり」
女戦士「たしか、お前別の勇者が来るのを待つとか言って私たちについてこなかったよな…?」
女武道家「え?てか、お前と一緒にいるおっさん…ってえ?それ、まさか」
女魔法使い「うん、えっとねっ!あ、あの、この人はその、そう。
た、たまったま、そこで会った普通の冒険者のおっさんで」
勇者「ああ、この子たちが最初言ってた君の同期か。
初めまして。ぼくも異世界から派遣されました勇者なんです。よろしくお願いしますね」
女僧侶・女戦士・女武道家「えっ」
女戦士「え、ええ…いやいや、だ、だって。装備品ひのきのぼうでお鍋の蓋って…え?」
女武道家「てか、見た目も…け、結構歳言ってますよね?そのレベルも…」
勇者「ああ、歳は今年36で、レベルは6になったばっかりかな。
今は、レベル上げと資金集めでスライムを倒してて…」
女僧侶・女戦士・女武道家「ええ…」
若勇者「ふっ」
女僧侶「ちょ、ちょっと、魔法使い、こっちきなさいっ!…あなた、なんであんなおっさんと冒険してるの?」
女戦士「あたしらに着いてこなかったことは、もう水に流すからさ。やめときなさいって?あれ、勇者違う。ただのおっさん」
女武道家「今からでもいいからこっちの勇者に頭下げて、私たちとパーティ組も?ね?」
女魔法使い「え…、いやけど…わたし」
……
勇者「いや、まさか俺以外に異世界に派遣されてた勇者がいたなんて知らなかったよ?見たところまだ若いけど学生さん?
パーティは別になりそうだけど、魔王討伐を目指すもの同士、がんばろう」
若勇者「はは…、僕はあなたとなれ合う気はないけど?魔王は僕が難なく倒すんで、
あなたは指をくわえてみていてください、おっさん。さ、みんな行きましょう」
女僧侶「ああ…まって、勇者さまっ」
女戦士「そ、それじゃあね、女魔法使いっ」
女武道家「私たちについてきたくなったら、すぐ連絡ちょうだいね」
………
女魔法使い「ああ…、行っちゃった。なんだろう…なんかすごくみじめな気持ちに」
勇者「いやあ、強そうな勇者だったね。なんかすごい装備してたな。剣もごつくて」
女魔法使い「そうですね。あなたのひのきのぼうと違ってね」
勇者「魔物のむれも一撃で倒してて。ありゃレベルが今の時点で40超えてるかな」
女魔法使い「そうですね、わたしはレベル8で、あなたはレベル6ですけどね」
勇者「それに思った以上に若かったね。いやまあ、
俺もついこの間まではあのくらいの歳だったんだけど」
女魔法使い「歳2倍以上違うのに何いってんすか、おっさんっ!」
勇者「まあ、若くて勢いがあるのはいいことかな。けど…」
勇者「さしずめ神々からいろいろ特典もらって自信満々な感じだけど、
足元救われなきゃいいけどな。難なく倒せないから魔王なわけだし」ぼそっ
女魔法使い「え?」
勇者「あ、話し込んでたらもう夕方か、そろそろ村に戻ろうか」
女魔法使い「え、いや、さっきもう一回りこの辺りを歩くかって」
勇者「夜になると魔物の動きが活発化するからね。ここまでにしておこう。
大丈夫、地道にコツコツ冒険を進めることが大事だよ」
女魔法使い「はあ…」
勇者と魔法使いの冒険は、地道かつ慎重で、勢いはなかった…
しかし、堅実かつ妙に手慣れた戦略で、少しづつではあるが冒険は軌道にのっていった。
数か月後…とある砂漠の町
宿屋
女魔法使い「勇者さん、言われた通り薬草と毒消し、その他もろもろの道具、買い込んで
おきましたよ」
勇者「ああ、ご苦労さん」
女魔法使い「あとは、村人からも情報収集すみです。ここから北のほうにダンジョン化した
古い王家の墓があるそうです。人んち入って、適当にツボやタンスも物色すみです」
勇者「手慣れてるなあ」
女魔法使い「はっ、何言ってんですか、全部あなたに教わったことですよ」
読んでるぞ🥺
イッチの冒険の書が消えた
女魔法使い「…、しかしまあ。私はあなたを少し誤解していたようですね。
ただの中年のおじさんだとおもってたのに、若い勇者にはない老獪さと変な経験値がある感じです」
勇者「なんかあまり褒められてないような…」
女魔法使い「けどまあ、あの若い勇者は、私たちよりはるか先の大陸を冒険してて、
最近四天王の1人を倒したとかなんとか」
勇者「へえ、さすがだな」
女魔法使い「あと、女にもモテモテで行く先々で女の子パーティに加えて
イチャイチャしてるみたいです。ハーレムっていうんですかね」
勇者「へえ、さすが、若いなあ」
女魔法使い「……、すみませんね、こちらは私みたいなの一人で。
やっぱうらやましいですか?」
勇者「いやー、もうおじさんって言われる歳だしな。さすがにもう、そんなんはないかな」
女魔法使い「そういえば勇者さんは、そういう女関係には割とまじめですね。
この町、ぱふぱふとかいういかがわしい店もあるみたいですけど、目つぶってあげますから
行きたきゃ行ってもいいですよ」
勇者「いや君僕のことなんだと思ってるの…、てかそんな店いったことバレたら殺されちゃうよ」
女魔法使い「え?殺されるって、だれに」
勇者「だれって、奥さんに」
女魔法使い「え?」
まだ続くんかコレ😓
勇者「ほら、ここの写真に写ってるのが俺の奥さんでこれが息子と娘ね。
下の娘はようやく歩けるようになって…ってあれ?どうしたの?そんな驚いた顔して」
女魔法使い「え!?あ、ああ…、いや…、意外だったから。てっきり独り者かと…」
勇者「まあ、確かにこんな仕事してほとんど家にいないけどね」
女魔法使い「こんな仕事って…、手慣れてると思ったらやっぱり、冒険歴長いんですね。
そうやっていろいろな世界を渡り歩いて勇者やってるわけですか?」
勇者「うん。まあ。魔王討伐に貢献した度合いに応じて神々から報酬がもらえるんだ。
それで生活してる」
女魔法使い「けど熟練者のの割には、初めて会った時、武器もレベルも全然だったじゃないですか」
勇者「別の世界で身につけた実力や道具とかは、基本、それ以外の世界に持ち込んじゃ
ダメなルールなんだよ。ルールを破ると神々からペナルティが課される」
勇者「まあ、その代わり冒険前に神々から特典もらえたりする制度はあるけど、
俺は事情があってその特典ももらえなくて…、まあそのあたりはややこしいから省略」
女魔法使い「ふーん」
勇者「ったく、家族養うためにがんばって異世界で勇者稼業してるのに、たまに家帰ると邪魔者扱いで
嫌になるけどさ…けどまあ、これも仕事だし家族のためにがんばらないとな…」
女魔法使い「ふーん、そっか…、妻子持ちか…ふーん」
勇者「え?どしたの」
女魔法使い「べ、べつにっ…!なんでもありませんよ。それよりどうするんですか?このままじゃ
まずいのでは!?あの若い勇者に魔王討伐を先越されたら、家族を養う報酬の取り分がどんどんなくなっちゃいますよ!?」
勇者「うん、まあそうだけど。まあ、そろそろあっちも伸び悩むころだとおもうけどね」
女魔法使い「え…?」
その後…
とある洞窟
女戦士「はあ、はあ…なによこのダンジョン。また行き止まりよ」
女武道家「…やっぱり引き返したほうが…」
女盗賊「け、けど、周りが暗すぎてどっち引き返したらいいか…道もわからない」
女遊び人「やだあ~ナニコレ、前がみえないわ~、早く宿にもどりましょうよぉ」
女商人「くそ…真っ暗じゃどうしょうもないじゃない」
女僧侶「わんわん」
若勇者「……くそっ!なんなんだよこのダンジョンっ!真っ暗で全然進めないじゃないか、
なんだよこれ、クソゲーだなおい!」
若勇者「……って、あれ?急に周りが明るくなったぞ…?一体」
……
勇者「いやいや…、たいまつも持たずにこんな暗いダンジョン入れば、そりゃ暗くて行き詰まるでしょ…」
若勇者「え!!…あ、あんたは…!」
女魔法使い「たいまつなんて…、序盤の村でお爺さんからもらえるアイテムなのに…、貴方たち、
なんで持ってないんですか」
勇者「仲間の一人も、なんか呪いで犬になったままだし……、ええと、治してあげたら」
女魔法使い「ええ。ほら、僧侶。この鏡、みてください、ほら」
僧侶「わんわん…、えっ!も、元の姿ににもどったわっ」
女遊び人「僧侶が元に戻ったわ!ある町で魔王から突然、犬の呪いをうけたまま治し方わからなかったのにっ!
呪いを解く鏡があるだなんて知らなかったわ」
僧侶「そんな…、途中で犬になった仲間スルーして、先に進まないでくださいよ…」
勇者「こんな初歩的なことで息詰まるなんて。
勢いにまかせて、村人からの情報収集やいろんなイベントやダンジョン攻略をすっとばしてきた罰だな」
若勇者「な、なんだとぉ!」
若勇者「レベル一桁のくせにっ、俺に上から目線でモノ言ってんじゃねえっ!
一発ぶん殴ってやるっ!…え!?」
女武道家「そんな、あのおっさん、勇者の攻撃を受け止めたわっ!」
勇者「どうやら努力も怠ってた罰みたいだな。
最初に会った時から、レベルも全然あがってない。ちなみに俺のレベルはいま50な」
若勇者「なん…だと…!」
勇者「俺なんかに攻撃を受け止められるようじゃ、この先やっていけんだろうし。
それにこのダンジョンの奥にある扉は、別のダンジョンにある鍵を入手しないと開かない仕組みだ。
それもどうせ持ってないだろう」
勇者「悪いこと言わないからダンジョン引き返したほうがいいと思うよ、
ほら、予備で持ってるたいまつやるから」
若勇者「くっ…!」
勇者「神々からの特典まかせでやっていけるのは本当最初だけなんだ。
異世界だろうが現実世界だろうが、人生そんなおいしい話ないから。
必ずどこかの段階で頑張り時が来るってこと、覚えておいたほうがいい」
勇者「わかったら、少しは地道に頑張ってから俺たちに追いついてくるんだな」
若勇者「ち、ちくしょおおっ!!」
女魔法使い「若い勇者たち、ダンジョンを引き返したみたいですね」
勇者「ああ、よし、今のうち、俺たちは先に進もう。しかし、
ようやく彼らの冒険を追い抜いたか。まあ、一応生活のため、競い合いでもあるから、悪く思わないでほしいな」
女魔法使い「しかし、とんでもないハッタリ言いましたね。勇者さん、まだレベル20かそこらなのに
レベル50だなんて見え張って…」
勇者「ああ、事前に魔法で基礎体力あげてもらって、一瞬でも彼の攻撃を受け止めることができてよかった。
あのまま、あの若い勇者と取っ組み合いになってたら、正直殺されてたな、はは」
女魔法使い「ダンジョンの奥の扉で鍵が必要なんてのも嘘ですし」
勇者「時間稼ぎだよ。まあ、これくらいいいじゃない。こっちはアラフォーのおっさんなんだから。
多少、狡猾にやらないと、神々の特典をもらったあの若い勇者と、魔王討伐の競争はできないよ」
勇者「なんだかんだ彼には若さがあるからね」
女魔法使い「ふーん…」
女魔法使い「…けど、勇者さんには若い人にはない知恵と経験とか、判断力とか、そういうがあるじゃないですか」
勇者「はは、まあ君たちよりは長く生きてる分ね。けど、そんなの若さにはかなわないしな。
それにそういうの、地味で今の若い子は好きじゃないだろ?」
女魔法使い「いえ、私は嫌いじゃないですけど…、それにまあ、年の割には
若くみえますけど…、ていうかまあ…」
勇者「よし、それじゃ先に進むか。たいまつ持ってもらう役、まかせていいかな」
女魔法使い「え?あ、ああ…そですね、はいはい」
……ダンジョン近くの村
女僧侶「村に戻ってきたはいいけど…、これからどうすれば…」
女武道家「あのおっさん、確か、ダンジョンの奥に行くのに鍵がいるとかなんとか」
女戦士「そういえば…、けどそんな話知らないわ。冒険って
目の前のモンスター蹴散らすだけじゃないの??ねえ、…勇者、いったいどうすれば」
若勇者「くそっ…くそっ…!!」
女戦士「勇者…」
若勇者「(なんだよくそ…、もらった特典の能力で無双できるとおもったのに!
努力とかなんとか…、元の世界の俺の親みたいなこといいやがって…)」
若勇者「(……ちくしょう!
おれだって、俺だって!きっかけさえあれば、元の世界でだってうまくやれたんだ!
普通に学校行って、部活して、彼女作って…、人並みになれたんだ…!)」
若勇者「(…おれだって…)」
女戦士「勇者、あの…私たち、これからどうすれば」
若勇者「………、戻ろう…」
女武道家「え?」
若勇者「戻ろう。最初の町に。それで、周りの人に話を聞きながら、
情報を集めていこう。すっ飛ばしてきた町や村の困ってる人を助けながら」
女遊び人「え、ええ何それぇ!?そんなのやだよ、勇者ちゃんが無双するっていうから
、後ろついてくだけでいいっていうから、パーティに入ったのにっ!」
女盗賊「わたしもそうよ。なんで今さら、戻るのよっ、意味わかんないっ!
それだったら、私、パーティ抜けるわ」
女商人「わたしもっ!」
若勇者「ごめん…。けど、それでも、俺の方針は変わらない」
若勇者「うまい話しなんかなかった…、悔しいけど、おっさんの言うとおりだ。
地道に、やっていこう…」
女戦士・女僧侶・女武道家「勇者…」
……
それから…年月が経ち
魔王城
勇者「はあ、はあ…、、やっと来たか。魔王のいる扉の前まで来たな」
女魔法使い「長かったですね。これでいよいよラストバトルというわけですか…、ようやくですね」
勇者「うん。ええっと、装備品、道具、準備はいいかな。足りてないものなかったっけ?」
女魔法使い「大丈夫ですよ、準備万端です」
勇者「そっか、それじゃさっそく」
若勇者「まて!」
女魔法使い「あちゃー…」
勇者「あれ、